角質の一部を溶かして、古い角質を剥離させる治療法

ここでは医療機関で施術される美容治療としてのケミカルピーリングについて、筆者の美容クリニックでの勤務経験を生かして解説。にきび跡や小じわを治す効果の実際や、施術を受ける際の注意事項、そして様々なQ&Aを掲載しました。

なお、自宅でできるピーリングとして認知されているピーリング石鹸についての詳細は別のコーナー ピーリング石鹸【徹底ガイド】で解説しております。

素肌美人

皮膚科や美容クリニックなどで施術を受けることができる、美容治療の一種であるケミカルピーリング。文字通りフルーツ酸の一種であるグリコール酸という化学物質を皮膚に塗布し、角質の一部を溶かし、古い角質を剥離させる治療法です。

この治療に伴い表皮の再生を促進させ、角質層の機能が改善されます。ケミカルは「化学」、ピールは「剥ぐ」「剥がす」といった意味を持ち、「化学物質を塗ってその作用で皮膚の表面を剥がすこと」となります。

このようにケミカルピーリングは古い角質を除去し、古くから残っている皮脂を排出しますので、にきびを治し、さらににきびのできにくい肌質に改善させます。また、薄いしみやそばかす、肌のくすみの改善にも効果があります。

化学物質(ケミカル)を塗るのは恐い?

化学物質などというと、恐いイメージを持っ方もいるかもしれませんが、美容クリニック等で扱っているピーリング剤は、施術後危険な状態になることはまずありません。その安全性についてま ず理解してください。

現在、全世界でケミカルピーリングに使用されている主な薬には、強い作用の順に、フェノール、トリクロロ酢酸、グリコール酸の3種があります。

一番強いフェノールは、顔全体が深いカサブタになり、皮膚がごそっと剥がれる深いピーリングです。アメリカなどで流行り、シミ、しわなど全てがリセットできるわけですが、新しい肌が出来るまでかなりの時間を要し、入院が必要です。リスクも大きく、皮膚の色が変色してしまったり、傷跡となって消えなくなったりもするそうです。

次に強いトリクロロ酢酸では茶色く硬い皮が剥げる中等度のピーリングとなり、こちらもリスクが大きいです。

通常日本のクリニックで多く使用されている薬は、最も危険性の低いグリコール酸です。グリコール酸はフルーツ酸とも呼ばれ、さとうきびを発酵させて作った薬で、人の皮膚にも微量に存在している天然の物質です。

なお、クリニックで施術するほどではないという方には、自宅でできるお手軽なピーリング石鹸でも角質の改善が可能です。

ケミカルピーリングの安全性/気になる施術後の反応

施術中は少しピリピリしたりうっすら赤みが出る程度で、施術後は反応が強く出た方でも少し火照った感じがしたり、肌荒れ程度のうっすらとしたカサブタができるくらいです。

通常のケミカルピーリングの流れとしては、グリコール酸使用の中でも最も安全な2段階法という方法を取り入れています。まず1段階目のピーリングジェルで表面の薄い層を溶かし、強い赤みや痛みなどのトラブルが無いことを確認し、反応を見ながら8分間おきます。

その後2段階目のピーリングマスクを重ねていき、もう少し深くの角質層まで溶かし、こちらも8分おきます。その後拭き取りをし、ピーリング剤によって酸性に傾いたお肌を元の状態の弱酸性まで戻す中和を行い、ピーリングの作用を止めます。施術時間は約30分です。

効果としては、余分な角質を除去したり、毛穴の汚れ、脂のつまりなどを溶かすので、新陳代謝が活発になり、シミのもとになるメラニン色素を分解したり、にきびに効果があります。コラーゲンや弾性繊維が増える為、ハリも出てきます。

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